東日本大震災から4年が経ち、被災された各地に住まいが再建される様子が
見られるようになりました。
私共も、宮城県塩竈市伊保石、東松島市東矢本、山元町、そして塩竈市浦戸諸島の
4つの島で設計及び施工面で協力させて頂いております。
先月、3月20日には山形、仙台、東京から選抜で現場視察に行きました。
山形県新庄市に本社を構える当社は、東日本エリアでは小さな工事含めて、幅広いエリアで工事を
させて頂いておりますが、離島でのプロジェクトは初めてになります。
地元塩竈市の共和建工さんとの共同チームで取り組んでいます。
塩竈市本島の港から約20分で桂島に到着します。
現場監督の人たちは毎朝同じ7時台の船に乗って通っています。
(本当にお疲れ様です)若手の監督の話によると、本島から離島の学校に
通う小中学生も一緒に乗り、毎朝挨拶されて元気が出るそうです。
船の中での時間も無駄にしないで勉強している子供も多いとか。
船からは海苔や牡蠣の養殖、島々の美しい風景が見られます。
到着すると、全面天然スレート貼りの船の待合所?が迎えてくれます。
なかなか見られない建物なのでいつも気になります。
やはり、至る所にあの日の爪痕も見られます。
建設現場は港から10分ほど歩いた旧浦戸第二小学校付近です。
2棟の共同住宅が完成して人々が入居されておりました。
学校のそばには、また仮設住宅が建ち、そしてこの廃校になった浦戸第二小学校の
改修工事も当社で取り組んでいます。漁業者の育成と地域住民交流の施設として
再生されます。いつもと違う場所でヤマムラのヘルメットで働く職人さんを見ると
なんだか元気が出ます。
他の野々島、朴島、寒風沢島でも現在共同住宅、戸建住宅、集会場等の建設、整備を
行っています。
それぞれの拠点で一歩一歩できることを進めている状況ですが、社長の意向で
本社、仙台、東京からの選抜チームで視察できたのは初めてのことでした。
拠点が離れている会社では、こういった貴重な一日で顔を合わせて現場に出向いて
話をする時間は大切だと感じました。
次回の集合写真はぜひ、災害公営住宅の現場に携わった人全員のチームで
撮影したいところです。一日も早い復興と現場の皆さんの安全を願うばかりです。
〇浦戸4地区災害公営住宅等の整備:塩竈市とUR都市機構が基本協定締結
特定者 ヤマムラ・共和 建設工事共同企業体
〇浦戸ステイステーション整備工事:特定者 株式会社ヤマムラ
・撮影:mjPHOTO 松倉淳さん
遠いところ、落ち着かない中で大変ありがとうございました。