ここ数か月、いつもの業務と兼務して、この日(10月15日)のために
社内のメンバー、glassy designの内藤さんと思考錯誤を繰り返していました。

自分自身は株式会社ヤマムラの50年のうち、実際は10年も知らないかもしれない。

しかしながら、これまで会社に残っている記録、長年働かれている先輩たちの語り、
今現在働いている90名以上のスタッフの力を集結させて、なんとかこの日までに
作り上げることができる最大限の表現方法でヤマムラの50年を少なからず紹介できる
形にしたい、そんな思いで悶々としていた。

製材所という原点、内装工事による業務拡大、バブル、建友会という職人集団、
輸入住宅という産業、不動産業との連携、東日本大震災復興、大型木造建築
このプロジェクトを経て、実は少し自分も以前より会社の歴史を語れるようになっている。

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今回、自分が一番大事にしたのは、「全員参加」ということだった。
現地に全ての人が集まれたのではないけれど、全員の言葉を集約した記念冊子を
作成して、当日その会場の一席一席にそれが置いてあることが重要だった。

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社員、建友会、関係業者様、総勢300名以上の方がこの「新庄」という場所で50年以上が
経つ会社のお祝いをしている、なんだか自分たちのことでないような感覚もあった。

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50年の歩みを表現したスライドショー、新庄囃子、勤続表彰者の挨拶時の熱気と盛り上がり、
いい意味で泥臭く、しぶとくやってきた会社、人間が全面に出た素晴らしい式典だった。
記念冊子に書かれたコメントの多くに「人が温かい」と書かれているのも分かる気がする。
あらゆることがスマートになったり、ルール化されたりする世の中かもしれないけど
日々働く当事者からこういった言葉が出るのは物凄く価値がある気がするし、それが
底力なのかもしれない。

この先も、縁を大切に、あの人たち、この人たち、その場所、その瞬間でしかできないヤマムラ発祥の
ものづくりというものを日々考えながら精進していきたい。

様々な製作を終えて、人々の言葉がインプットされ、また次に向かえる力となりました。

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